名詞のMaking
今回は使役のmakeを名詞にする練習です。
日本語にはない考え方をするので、
難易度が高いぶん、とても重要度も高い内容です。
1. Make 人 do
Make A doで「Aに〜させる」という使役の意味あります。
何か変化を作り出すときに非常に便利なMakeです。
英会話レッスンでもっとドンドン使っていくべき重要なキーワードです。
makeと人がセットになるとニュアンスが強制的になったり、意図的になるので、
代わりにhave A do, let A do, get A to doなどが使われることも多いですよね。
しかし、モノやコトとmakeがセットで使われる場合は、そのようなニュアンスが消えます。そしてバンバン使われますが、この使い方を日本語はしないので、多くの人が苦手なポイントとしています。
2. モノゴトを名詞化する
もう一つ日本語話者が苦手としているのは、モノや事を主役にすることです。
人間ではなくモノやコトを主語にすることに日本人は慣れていません。
モノゴトを名詞化する時のイメージは、文章をパッケージする=袋に入れる感じです。
日本語は、どうしてもだらだらと、つながって区切りがつけづらい言葉なのです。
英語にする時は、
もっとポンポンポンとカタマリになるように意識すると上達が早まります。
このポイントを意識すると英会話での英語表現がぐっと広がります。
今回は、上記の2つのポイントが合体した難文をピックアップしてみました。
ティリオン・ラニスターtoオベリン・マーテル
Making honest feelings do dishonest work is
one of her many gifts.
ゲーム・オブ・スローンズの4章7話月の扉
「姉は純粋な気持ちから、邪悪な行動に出る。」
上記が、
この英語の素晴らしい翻訳でした。
しかし、
英語と日本語との開きが大きすぎて、英語学習者を戸惑わせます。
これが、英語と日本語の大きな壁である証拠です。
もう少し分かりやすく直訳的に翻訳すると、
「誠実な気持ちに、汚い仕事をさせるのが、一つの姉の才能。」
英語も日本語も、こねくり回してなんとか作り出してる感じがしてしまいますね。
でもこの差を意識するかしないかで
あなたの英会話の上達速度が大きく変わります。