最終章の8章は、作り直しの署名運動が起こり世界中で300万人が署名するなど、
あまりよくないかもしれないと思っていました。
しかし、
ゲーム・オブ・スローンズに骨の髄までハマってしまった今となっては、
その最後を見届けるのが目標であって、
面白かろうがつまらなかろうがあまり関係のない人も多いのではないでしょうか。
いわば真の阪神ファンのような心境でした。
アマゾンプライムビデオで、2500円ほどの購入して全エピソードをみました。
滅びの美学
最終章だけあり、
かなりグラフィックやスケールなどに力が入っていました。
戦闘シーンや、ストーリーなどかなり以外なことが多くて、良かったです。
私の場合はゲーム・オブ・スローンズが好きすぎるので、
1回目は大ざっぱに見て、2回め、3回目と深く楽しんでいくつもりです。
特にウィンターフェル城の戦いは、体調が万全でなかったために、
何回もウトウトしてしまいました。
決して退屈だったわけではないので逆に2回目に見るのが楽しみです。
小説を全部読んでから、ドラマの最終章を見ようと思っていましたが、
いつになるかわからないのと、人からついうっかり色々聞いちゃうのが嫌だったので、
暑いこともあり、涼しい部屋の中で一気に見てしまいました。
様々なキャラクターの最後を見ながら、いろんな生き方を知ることができます。
それぞれが、それぞれらしい死に方をしていると思います。
それは、生き方とも言えますよね。
絶望の果てに
最終章を見終えて
胸のつかえが取れてスッキリしたので良かったです。
長すぎて、ハマりすぎて、終わるのが寂しくて、
最終章を見るのはずっと先延ばしにしてきました。
だいたいどんな映画やドラマを見ても、
何も感じなくなってしまうほどの衝撃的な作品になりました。
もうドラマは卒業なのかもしれません。
これ以上のドラマ大作は期待できないからです。
ある意味で、あきらめとちょっとした絶望です。
しかし。。
小説との比較
現在小説の5冊目であるA Dance with Dragonsの中間地点に差し掛かった所まで来ています。この5冊目を読んでいると、あれほど素晴らしいと思っていたドラマへの見方がかなり変わってしまいます。
その理由は、オリジナルのストーリーである小説から大幅に主要な登場人物が削除されているからです。
あれだけ壮大と思っていたドラマですが、スケール的に一杯一杯ということがわかります。特にドラマではいまいち物足りなかったディナーリスのパートが、小説では彼女を中心にティリオンの大冒険があり、レイガーの息子とレイガーの親友であったジョーコ ・ニングトンとゴールデンカンパニーの関係、そしてドーンのトリステインの兄のクウェンティンのはなよめを求める波乱万丈な旅と、これでもかとイベントが満載です。
さらに彼らのまわりの脇役たちもいぶし銀の役割を果たしており各々で魅力的なストーリーをさらに色鮮やかにしています。
北部においてもジョン・スノウ、スタニス、メリサンドラ、ダヴォス、野人たち、グレイジョイ家とそれぞれの物語が絡み合い各々だけで物語が立派に完成してしまいそうなクオリティーで描かれていますが、魂を動物に潜り込ませて自分がその動物になりきるウォーグやスキンチェンジャーの描かれ方がリアルすぎて度肝を抜かれます。
その結果、あのドラマも小説を読んだ人にとってはイマイチになってしまうのも無理もない事がわかってきます。興味がある方は、日本語版でわからないところはチェックしながら英語版を読むのがおすすめですが、先に日本語版を読んでしまうのも楽かもしれません。