ゲーム・オブ・スローンズ

ゲーム・オブ・スローンズのディープな楽しみ方

ゲーム・オブ・スローンズは、全世界で大人気のドラマです。

しかし、日本での人気はどうかというと、わからない人にはわからない。というのが正直なところなんだと思います。ヨーロッパやアメリカの人にとっては、日本で言う時代劇の要素があるので、多くの人が入っていきやすく、ハマっている人の割合が高かったのではないかと思います。アメリカの大リーグでゲーム・オブ・スローンズのテーマ曲を聞いたときは、嬉しい半面、あまりのミスマッチに笑ってしまいました。それほど国民的ドラマということなのでしょう。

私の場合、ブレイキング・バッドというアメリカのドラマにハマって、海外ドラマのスケールの半端なさに圧倒されていたのですが、それ以上にすごいドラマに出会えるとは全く考えていませんでした。しかし小説を5冊目まで読むとわかるのですが、そのドラマが小説の省略バージョンであることに唖然とさせられます。さらに言えば日本語バージョンだと誤訳も見受けられるし、意訳も不自然なところもどうしても出てきてしまいます。今現在5冊目のA Dance with Dragons半分に差し掛かろうとしていますが、ディナーリスをめぐるエッソスでの物語のスケールがドラマにおいて大幅にカットされていることに気づきます。ドラマでは登場しなかった魅力的なキャラクターがこのA Dance with Dragons出でてきます。はじめは登場人物を覚えるのが面倒くさいと感じるかもしれませんが、それを乗り越えると現実以上に現実的な状況を読者自身が疑似体験できるようになってきます。この世界は広すぎるのに、一人ひとりが詳細に描かれていて、何と言っていいかよくわからなくなってきます。著者は70才以上の高齢なためサグラダファミリアのように未完でこの世を去ってしまうのかもしれません。

はじめてドラマでゲーム・オブ・スローンズの印象は、歴史モノのとっつきにくい印象を持っていたので、なかなか手を出さずにいた気がします。しかし、一度見始めたら、よくわからない間にあれよあれよとハマっていきました。登場人物の数が多すぎて、誰が誰でどういう関係なのかわからないながらも、なぜか面白い。ブレイキング・バッドと同じで未体験の面白さでした。ネットで調べながら、シーズン6まで一気に見終わったあとは、圧巻すぎて放心状態。なんて感想を言えばいいかわからないほど圧倒されました。シーズン6のラストがヤバすぎですし、それまでゾンビのようになりながら頑張って見てきて、本当に良かった。。。そう思える芸術作品といっていいエピソードでした。

一度目は人物同士の関係や、やりとりを把握する余裕がなかったのでメインストーリーだけを追って見ていたので、2回目は細かいところをおさらいしながら楽しみました。そして3回目は、英語のセリフの面白さ、激しさ、美しさにやられてしまいました。はっきり言って普通の海外ドラマの英語レベルよりかなり難易度は高いです。このドラマの小説を読んでわかったのですが、小説からそのまま使われているフレーズやセリフがかなりあります。どれもこっているというか、ちょっと一筋縄でわいかないものも多いのです。しかし、だからこそ、リアルで美しく、激しく熱を帯び、ときに鳥肌まで立つ英語のセリフがこれでもかと散りばめられています。

angry/hungry/hunter

怒った、空腹、狩人

slayer/slain/slave

殺す人/殺す/奴隷

slash/slant

斜め線/斜め

cow/coward

牛、臆病者

penitent/ repent

懺悔する者/懺悔するor後悔する

あたりですが、しょっちゅうこのような似た響きを持つ英語を並列させてくるので、タイトル通りA song of ice and fireという歌のようにリズムがあり、その美しさに、英語の奥深さや面白みを感じずにはいられません。ドラマと同時に小説も楽しめれば、これほど半端ないスケールのエンタメ作品、かつ芸術作品、もしくは英語の教科書は現在存在しないのではないでしょうか。日本語訳も出ているので、英語が苦手な方はそちらでチェックしながら、英語の小説を読むというのもおすすめです。

オーディオブックの併用

寝る前に小説を読んでんくれるオーディオブックを流せば、読んだ場所の復習にもなり一石二鳥です。

寝れない夜の子守唄というか睡眠導入剤になります。

一時間か二時間タイマーをセットしておくことができます。

リスニングとリーディングの能力が高まり、スピーキングで使える表現も飛躍的に高まります。

hulu
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