Liarの英会話におけるイメージ
“ジーニアス”という辞書をご存知でしょうか?
受験生をはじめ、トータルで考えると英語ビギナーだけでなく多くの日本人英語学習者にオススメです。
その理由の一つが単語の原義(=元の意味)がのっているからです。そして興味深い詳細情報がしばしば付け加えられています。
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lieというのはウソと言う意味です。
この言葉は昔、日本語の「うそ(をつく)」よりはるかに露骨で、相手の人格を否定する口調の強い語であったとあります。そして昔はlieやliarと言われた場合決闘を申し込むほどだっとされています。(ジーニアス英和辞典第4版)
これを読んでピンときたのが、英米人のものの言い方です。ときに、エゲツないほどストレートだと感じませんか?
そして一方で、日本語話者はオブラートにつつむあいまいな表現を多用しますカドを立てないために。
つまり、英語話者はウソが嫌いもしくは日本人よりもウソを悪いモノと捉えていると感じているかもしれません。
よって、一度誓ったことは必ず守らなければならないとされているのではないでしょうか。
日本社会のような曖昧さやなあなあな感じは許されない。
だから契約が重要視されるのですね。堅苦しい権利と義務という概念です。
いつも2つのものの間で戦っているのです。
quandary/クウォンダり = 板挟み、ジレンマ(= dilemma)
ゲーム・オブ・スローンズを見るとジーニアス英和辞典と同様に、英語が奥深くまで見えてきます。
人質であるジェイミー・ラニスターをキングスランディングまで届けると誓ったブリエンヌに対し、ブリエンヌから卑怯な手を使い刀を奪った人質ジェイミーが戦いを挑む場面
Jaime to Brienne
Bit of a quandary for you…
「板挟みだな、おまえは」
” If you kill me,
you fail Lady Stark “.
「もし俺を殺せば、レディースタークとの誓い(=vow/ヴァウ)を守ることができない。」
” But
if you don’t kill me,
I’m going to kill you “.
「しかし、もし俺を殺さなければ、俺がお前を殺す。」
遊戯王というアニメでも、決闘を意味するドゥアルが使われて日本語となっているようです。
“一本取られる、やられる、やっつけられる”英語表現で言うと?
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- You had me there.
- You got me there.
- You got me.
- You got to me.
- You took me.
決闘の途中のジェイミー・ラニスターがブリエンヌに言う
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Jaime to Brienne
” See ?
If you were willing to hurt me,
you might have had me there “.
「わかるだろ(=見たことか)
もしお前が俺を本気で傷つける気だったら
おまえは俺をやっつけてたかもな。」
Jaime Lannister = Kingslayer = Oathbreaker = 誓いを破った者
とされている。。
誓い=oath, vow
誓う = swear
