リスニング力のつけ方

主語の省略を意識したリスニングの勉強法

英会話における主語が省略される3パターン

英会話のリスニングにおいて、よくつまずく理由の1つに、主語の省略があります。

英語は日本語と比べて、主語をハッキリ言う傾向が強いですが、

省略されることもけっこうあります。

特に英検は、級が上がるにしたがって、主語が省略されたカタチでリスニング問題が出ます。これは、日本人が英語の主語の省略に弱いことを知っていて、あえてその弱点をついてきていると思われます。ネイティブスピーカーが読むTIMEのような雑誌においても、主語を省略した文章が、当たり前のようにたくさん書かれています。

つまり、リスニング、リーディングともに、英語・英会話における主語の省略は、きちんと勉強して抑えて置かなければいけないポイントになります。

英会話上級者向けのポイントですが、初心者でも早かれ遅かれぶち当たる課題なので早めに意識して解決しておくと、余分なストレスを避けることができますので、3つだけ勉強して抑えておくことをおすすめします。

いきなりですが、下の英会話文を見て下さい。

ゲーム・オブ・スローンズ7章6話参照

Jon Snow to Gendry

Ever been north before?

「北へきたことはあるのか?」

You’veが省略されています。You’ve ever been north before?

Gendry to Jon Snow

Never seen snow before.

「雪も見たことないんだ。」

I’veが省略されています。I’ve never seen snow before.

Tormond to Gendry

Beautiful, eh?

「きれいだろ?(この雪景色)」

It’s が省略されています。It’s beautiful, eh?

Itの省略

「そうかもね、あるかもね」という、どことなくつれない感じまたは、確率は低いと匂わす雰囲気を出しながら、、Could beという答え方があります。

これは、Itを省略している英会話の答え方です。It could be ~「それは〜かもね」It could be true/so/right.といったイメージです。

ゲーム・オブ・スローンズ7章2話参照

Ebrose to Jorah Mormont

It’ll be years before it kills you.

Could be 10. Could be 20.

「何年かはあるだろう、その病気があなたを殺すまでには。10年か20年そこらだろう。」

Daenerys(ディナーリス)

I was born at Dragonstone.

Not that I can remember it.

I wonder if your father knew his best friend sent assassins to a baby girl in her crib.

Not that it matters now, of course.

Do you know what kept me standing through all those years in exile?

Faith.

Not in any gods, not in myths and legends.

In my self. In Daenerys Targaryen.

「それはちょっとわかりません。」「それは存じかねます」という場合もよく、

Not that I know ofというフレーズが英会話で使われます。

It is not that I know of の省略と考えれば覚えやすく、そして使いやすくなります。

I don’t know.は場合によっては、

「知らない、以上」というひどく冷たいニュアンスを帯びるので要注意です。

I’m not sureや、

Not that I know ofがおすすめです。

Iの省略

Glad you’re back.やGlad you’re home.で「あなたが戻ってきてくれてうれしい。」

この英文は、英会話で頻繁に耳にするフレーズです。省略されているのは、

I amです。話し手である自分を省略するパターンなので、

Iが自動的に抜け落ちた文章になります。

Davos Seaworth to Missandei

Ah. I hear it’s beautiful down there.

Palm trees and butterflies.

Haven’t been, myself.

ゲーム・オブ・スローンズ7章3話参照

ダヴォス・シーワース

「あ〜、そこは美しいと聞きますね。ヤシの木やちょうちょ達。自分で行ったことはありませんが。

I haven’t been, myself.から、明らかな話し手であるIを省略した結果、Haven’t been, myself.というセリフになっています。

Youの省略

Youも実は、省略されることがあるので要注意です。

例えば、独学は英語でself-educationですが、実際の英会話ではあまり耳にしません。

study on one’s ownでももちろんOKです。

しかし、ネイティブ同士で会話するように、

teach+A+B「AにBを教える」という日本人が苦手な構造の英語で、

You taught yourself English?を

YouとEnglishを省略して、

Taught yourself?

というかもしれません。

文脈の中で主語があなただと推定できる場合は、

Youを省略することも、

上記の話し手がIであることが分かる場合に起こるIの省略と同様に起こるからです。

Jon Snow to Petyr Baelish

Touch my sister, and I’ll kill you myself.

ゲーム・オブ・スローンズ7章2話参照

「妹に手を出したら、俺の手でお前を殺す。」

(If) youを省略しています。

ゲーム・オブ・スローンズ7章3話参照

Varys to Red woman

Give us common folk one taste of power, we’re like the lion who tasted man.

Nothing is ever so sweet again.

「私達が権力の味を知ってしまったら、それは人間の味を知ったライオンと同じようなもの。それほど美味しいと感じるものはないですがら。」

これもIf youが省略されています。このYouは、一般の人を指しています。「もし人が〜」という発想です。ここでもGiveが使われています。

直訳すると「もし権力の味を与えられたら」ですが、日本語的にはピンとこないので、パッと言われてもすっと入ってきづらい英語独特の言い回しとなっているので要注意です。

Jon Snow:

Picked up some scars along the road.

Tyrion:

It’s been a long road, but we’re both still here

ゲーム・オブ・スローンズ7章3話参照

ジョン・スノウ「(顔に)傷を得たんだな、旅の道で。」

ティリオン「長い道のりだった、だけど俺たちはまだココで生きてる。」

You picked up some scars along the roadという文章からYouを省略した結果、Picked up some scars along the road.というセリフになっています。

一方で、2つ目の文であるIt’s been a long road.は日本語にするとItの部分を省略しますよね。

あえて「それは長い道のりだった。」といったら、あなたが日本人であることを疑われる文になってしまいます。言葉は日本語も英語も不思議なものですね。

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hulu