英単語の習得

「帰化する」は英語で?

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「帰化する」を英語で何という?

簡単に表現したければ、

become an Americanなどで大丈夫です。

国籍を勉強して知っている人は、

nationalityと知っている方は多いのでnationalizeかな?

と思うのではないでしょうか。

古い言い方でなnationalizeでもOKですが、

普通はnaturalizeを使います。

一見「なんで?」と思うかもしれません。

でも、よく考えると、国も人も動物も、自然の一部であることに気づきます。

「帰化する」ということは、その自然である周辺の環境へ適応して生きていくことです。「その自然に帰る」ととらえてもいいのではないでしょうか。

故司馬遼太郎の「街道をゆく8」で、冗談半分に、昔の日本語は、鵜に関することわざや言い回しが多かったといろいろ例を出して語っています。

全部鵜呑みにする必要はありませんが、鵜という鵜飼いで有名な鳥は、なんと厳しい年功序列社会だそうで、川で漁をするときに、右も左も分からない新入りが先輩の場所に並んでしまうと、叩き出されて新入りの場所に並び直すといいます。

川の近くで昔は採集しながら暮らしてきた日本人は、この年功序列の縦社会の影響をモロに受けたのではないか?というよもやま話でした。

とても笑える話といえばそうですが、最近、猟師日誌というユーチューブ動画を見ていて、常に日本犬と過ごしてイノシシ猟をしている猟師ユーチューバーの中谷さんが、ポロッと言ったのです。「日本犬は飼い主以外になつかないからな〜。」と、これは私も柴犬に関してずっと思ってきたことでした。

ひょっとして、日本犬とともにずっと過ごしてきた私達は、日本犬の影響を色濃く受けているのではないでしょうか?または影響を与えているのか?

馬鹿げて聞こえるかもしれませんが、その動画の中に出てくるビーグルやロッド・ワイラーの人なつっこさを見て、フレンドリーさが礼儀のようなアメリカ人と似ている印象を受けました。やはり、自然や環境に人間は順応していくのが、自然ではないか?と思ってしまいます。

話をもとに戻すと、naturalizeは、帰化するだけでなく、市民権を得るという意味もあります。nationalizeは、「国営化する」という意味で使われる事が多いです。最近ではユーチューバーが新民権を得るようになってきていますね。

西成やボクシングで有名になったジョー・ブログのとともに、この漁師日誌も、最近英語訳をイノシシ狩りでつけていました。海外の猟師の所へも出ていくようなので英語の勉強にもなるのでオススメです。

Naturalizeの英会話での使い方

それではゲーム・オブ・スローンズ5章7話で、naturalizeが、市民権を得るという意味で使われているのをチェックしてみましょう。

Sansa

But you’re a bastard.

「だけどあなたは私生児でしょ。

A trueborn will always have the stronger claim.

生まれの正しいほうが、普通、家の相続を強く主張できる。」

ゲーム・オブ・スローンズ5章7話

Ramsay

I’ve been naturalized by a royal decree from–

「俺は、市民権を与えられたんだ、王家の裁定(=decree)によって、、」

ゲーム・オブ・スローンズ

Sansa 

Tommen Baratheon?

「トメン・バラシオンのこと?

Another bastard.

別の私生児ね。」

ゲーム・オブ・スローンズ

Ramsay 

Bastards can rise high in the world.

「私生児は社会でのし上がることができる。

Like your half-brother Jon Snow.

お前の半分兄弟のジョン・スノウのようにな。

Born the bastard of Winterfell,

非嫡出子としてウィンターフェルで生まれたが、

now the Lord Commander of the Night’s Watch.

今やナイツウォッチの総司令官だ。」

ゲーム・オブ・スローンズ

Bastardは、周囲の人たちから、社会から認められないため、認められたいという欲求が人一倍強くなるのでしょうか。

それに、そういった逆境にへこたれない強い心を自然に身に着けていくような気がします。だから、出世するのかもしれませんね。

あまりにBを使ったワードが、多いので、耳に残りました。

ゲーム・オブ・スローンズは、様々なBastardたちの物語と言えます。

嫡出、非嫡出子は関係なく、家族や社会からはみ出したり、疎まれている人たちのことです。

Bastard, bad, but, bat, bet, battleと、暗いイメージの言葉ばかりです。

唯一、「つぼみ」という意味でBudがありますよね。

Bastardも、「つぼみから花を咲かせることができる。」

「だから負けずに頑張れ!」と作者のジョージRRマーティンは、このゲーム・オブ・スローンズをとおして言いたいのかもしれませんね。

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