目次
Regardは「〜とみなす」だけじゃない
Regardは「みなす」とだけ覚えてしまうと、英会話はなかなか上達しません。
ジーニアスでregardの原義を見てみると、振り返ってが、reで、見守るが、gardする。」と記載されています。確かに、へ〜と思います。振り返って見守るということは、、
Regarad=関心高く見守る
そうとらえると
- ジロジロ見る
- 尊重する
- 挨拶
- 配慮
- 評価
- 観点
- 関して
といった厄介な意味たちがつながってきます。頭の中でリンクされると記憶が定着しやすくなるものです。関係性が深まるからです
ゲーム・オブ・スローンズではこのregardが度々登場しますが、英語を学ぶ日本人を悩ましているはずです。regard=関心とイメージできれば、わりとすんなりregardが関わる英語が、理解できるようになります。
You don’t regard it much.
「お前はそれをあんまり気にしてないな。(死ぬことを)」
(スタニスがダヴォスに)
His deep-set eyes regarded her uncomfortably.
「彼の奥深い目が彼女をジロジロ不気味に見た。(関心を持って)」
(スタニスがキャトリンを)
My brother’s regard for me was never more than dutiful, ” said Stannis.
「俺の兄の俺への評価は義務に忠実というだけだった、と言った、スタニスは。」
よろしくという挨拶のRegards(通例複数形)
The Lannisters send their regards.
「ラニスター家が”よろしく”と言ってる。(あいさつのregard) 」
ゲーム・オブ・スローンズの中ではラニスター家に逆らった者達への脅し文句となっている)(レッドウェディングを暗に意味しているとされる)
関連記事
Aに関して(は)のRegard
熟語では、枕詞として
- with regard to A
- in regard to Aは
が使われますよね。
関しては、関心の関とイメージすれば覚えやすくなります。
まとめ
多義語もそうですが、英会話も根っこの部分が大切です。最近はオンライン英会話スクールを利用する方が増えています。
しかし、やみくもに会話量と会話時間を増やせばいいというわけではないのです。このregardに関しても、もし関心という根っこにあるイメージを知らなければ、必ずすぐに忘れてしまうと思います。
最近草取りをしていて思ったのですが、いくら高い草刈りバサミを買っても、あまり意味がないということ。そのハサミは素晴らしい切れ味です。しかし、ちょっと適度に雨が降って時間が経つと青々と雑草たちは茂り始めます。
英会話は逆で、頭に入れたものが忘却曲線に従ってこぼれ落ちていきます。しかし、ともに重要な共通点があるのにお気づきでしょうか?それは、枝葉の部分を一生懸命なんとかしようとしてもあまり意味がないということです。
英会話は、根っこの部分を知らないと英単語やフレーズを忘れ、ぎこちない英会話に逆戻り、それを延々と繰り返していたら、誰でも挫折してしまいます。雑草も軍手で根から引き抜くと本当の意味で庭がきれいになります。
高級な草刈りバサミで刈った後の庭はキレイですが、それは一瞬しか持たないのです。
重要なのは根っこから対処しようとする姿勢です。
関連記事