Unlessが出てきたら、次に、例外条件の内容がくる
As long as なら、次に条件の内容がくる
そうやってイメージするだけです。
日本語に翻訳する必要はないので、もう迷いません。
Unlessを「〜でないかぎり」だとか
As long asを「〜であるかぎり」とやくしているかぎり、
また元のように、わからなくなってしまうので、
実は、英文解釈、英文和訳のような受験英語以外はNGです。
目次
Unless = exceptと解釈するとスッキリ!
つまり、
Unless = Except !
と自動的に頭の中でつぶやくと、
スピーディーに英文が頭の中に入ってきます。
as long as はIfで、unlessはIf notと覚えるやり方もあります。
しかし
スピードを重視してスラッシュリーディングを身につけるためには
Unless = Exceptがおすすめです。
Aなんだけど、Bの場合は別という感じです。
Unless=接続詞、Except=前置詞or接続詞
Unlessは接続詞なのでUnless S+Vというカタチで使われます。
一方でExceptは、前置詞の場合はExcept Aというカタチがメインです。
しかし、
Except that S+Vというthat節と一緒に使うこともできます。
except Aは文頭では用いることができないので、
その場合はExcept for Aに代わります。
Saul to Walter
You gotta bring money.
「金を忘れるな。
He doesn’t lift a finger
彼は一歩も動かないぞ、
unless he’s paid.
例外条件は、金が支払われた場合だ。」
→金が支払われないかぎりはな。
日本語の語順で考えると理解が遅れます。
Breaking bad参照
TOEICで頻出のUnless
- the proposed electronic truck line
「その提案された電気トラックの製造ライン」 - otherwise「別のやり方で」
other wiseのwiseはwayと同じ「方法」という意味です。 - noteは、「言及する」「指示する」
The proposed electronic truck line/
「その提案されてる電気トラックの製造ラインは、
will be made of parts by our own factories/
我々の自社工場の部品で作られることになる。
unless otherwise (it is) noted.
別だ!他の方法が言及されれた場合はな。」
TOEIC公式問題集参照
Unless = Except !
Unlessのスラッシュリーディングによる長文読解
「その提案された電気トラックの製造ラインは、作られるだろう、
我が社の工場で作られたパーツによって、
別(です)、他の方法が言及される場合は。」
つまり、上記のbarring Aと同じで、
「他の方法が言及される場合は別だがな。」という感じです。
Unlessを受験英語用に英文和訳する
「その提案された電気トラックの製造ラインは、
他の方法が言及されるばない限りは、
我が社の工場で作られたパーツによって、作られるだろう。
受験英語の英文和訳で、日本語の発想のまま考えると、かなりの難問です。
しかし、
スラッシュリーディングで、unless 〜は「〜は別」と
英語の発想で、そのままの語順で考えたほうが、
明らかに効率的でスピーディーです。
スラッシュリーディング後に、受験英語などで、英文和訳用にきれいな日本語に組み替えるのがおすすめです。
前後を入れ替える手間と非効率性は、
自分が英会話でunlessを使ったり、
相手の言うことが瞬時にわからないときに判明します。
「SがVするのを除いて」の応用バージョン
- except that S V
- but that S V
Unless S Vと同じ意味で使える関連表現です。
ExceptもButも英単語だけでなく文章が持ってこれるので要注意です!
Not unlessについての考え方
Unlessの意味は、
「〜する場合に限り、〜しさえすれば」
「もし〜ならば、〜の場合に限って」、
only ifとかいろいろ辞書に書いてあります。
そして学校や塾でもそのように教えます。
しかし、そのまま真に受けるとひどい目に合います。
理解に無用な混乱と時間がかかるのです。
その頭の使い方では、not unlessが出て来たらチンプンカンプンになってしまうからです。
物事はシンプルな方が、間違えないのでおすすめです。
Petyr Baelish to Sansa Stark
You’ve been running all your life.
「あなたはずっと人生逃げてきた。
Terrible things happen to your family and you weep.
ヒドイことが家族に起これば、あなたはすすり泣く(weep)。
You sit alone in a darkened room mourning their fates.
暗い部屋で一人座って嘆き悲しむ(mourn)。
You’ve been a bystander to tragedy
あなたはずっと傍観者だった、
from the day they executed your father.
あなたの父親が彼らに処刑されて以来ずっと。
Stop being a bystander.
傍観者(bystander)であるのは辞めなさい。
Do you hear me ?
しかっりと聞くんだ。
Stop running.
逃げるのは辞めなさい。」
There’s no justice in the world.
「正義なんてない、
Not unless we make it.
ないんだ。例外は、私達がそれを作った場合のみ」
ゲーム・オブ・スローンズ5章3話「雀聖下(ハイ・スパロー)」参照
⇒「正義なんてない、私達が作れば別ですが。」
Noで区切って、unless以降は別という発想です。
「AだがBの場合は別」という発想です。
関連記事
Davos to Stannis
Unless there’s a thaw,
「雪解けがあれば別ですが、
we can’t press forward to Winterfell and
我々は強引にウィンターフェルに押し進むことは不可能です。そして、
we don’t have enough food to get us back to Castle Black.
我々はキャッスルブラックに帰るのに十分な食料もない。」
ゲーム・オブ・スローンズ5章9話参照
as long asは条件を示す(only) if
Unlessを日本語にすると、「〜でない限りは」と学校では習うと思います。
すると、日本語にすると似ている「〜である限りは」という意味のas long asとかぶります。
よって、
英作文などのさいに、ゴチャゴチャになってしまう人も多いのではないでしょうか。
結論を言うと、日本語の発想で考えているので、関連していると錯覚してしまうのです。
逆にというか、こちらのが正論ですが、英語の発想で考えれば、as long asとunlessは関係がありません。
あると考えると英語が複雑になってしまうので注意が必要です。
そこでas long as SVが出てきたら、条件示している(only) ifと考えることをおすすめします。
「SがVである限り」は、「もしSがVであるならば」という言い方を強めにしているだけだからです。
「SがVだという状況が与えられるとしたら」もif
- Provided that S V
- Given that S V
(Given もProvided同様後ろにthat節が取れることに要注意!)
この2つの英会話表現も、丸暗記で「SがVということを考慮すると」習った方が多いのではないでしょうか?
すると、混乱に陥ります。だから、もっと根っこから、深いところを学ばなければ遠回りになります。
If SVと同系統だと考えれば、簡単に理解できます。
as long asと同じです。
つまり、
as long as S Vの「SがVである限りは」= Provided S V/Given S V
の「SがVであると考慮すれば」←「SがVだという状況が与えられるとしたら」
だから
As long as S V = Provided that S V
As long as SV = Given that S V
まとめ
英語や英会話を早く上達させるカギは、前から書いてある順番に読める方法を習得することです。
その一つがスラッシュリーディングと言われる読み方です。
関連記事↓↓
Barring AとExcept (for) AとUnlessの共通点
barring Aも、横木でAをブロックしている感じで、
Aは除くとイメージして下さい。
barは、「棒や横木」が根っこの意味です。また横に長い台という意味もあり、大変便利な英語です。バーカウンター、サラダバー、朝食を食べる横に長い台はbreakfast barも比較的新しく日本に入ってきたモノです。チョコバーもそうですね。しかし、日本ではカウンター式の寿司屋であるsuchi barくらいしかしっくりこないので、あまり使い慣れていない人が多い言葉です。
barring Aも少し固い英語表現ですが、
「Aを除くと」という意味で新聞などでよく使われます。
Nobody knows, barring me.
「誰も知らないぜ、俺を除いてはな。」
ランダムハウス参照
Nobody knows but me.
のほうが英会話ではよく使われますが、
発想の根っこは同じです。
グスタヴォ・フリング(ガス) to マイク
He will live for the foreseeable future, yes?
「ウォルターはまだ近いういちは生きるよな?」
ブレイキング・バッド3章4話参照
マイク to グスタヴォ・フリング(ガス)
Forseeable.
「近いうちは大丈夫だ。(予見可能)
Could be years at least,
少なくとも何年かはな、
barring acts of God and men with axes.
不可抗力なことと+斧を持ったサランマンカのイカれた2人の行動は別としてだがな。」
ブレイキング・バッド3章4話参照
・bar a few names = 数名を除いて
= barring a few names(分詞構文)
・bar none = 例外なく
・no holds barred
= 無条件で、どのような手を使っても
(どんな固め技も禁止されない(除外されない)」
といったレスリングからきた用語で、
格闘技意外にもイディオムとして英会話で使われます。)
holds barred = barred holdsです。
後ろにくっつく形容詞なのがいまいちわからない方は
以下の記事を参考にしてください。
【関連記事】↓↓
besides A
Aをのぞいいて(主に否定文や疑問文で)
Aを除いて
besides A/ bar A
except (for) A/ save (for) A
例)
I had no friends besides him.
私は彼以外に友人がいなかった。
with no strings attached
無条件で
例)
He got a loan from the bank with no strings attached.
彼はその銀行から無条件で融資を受けた。