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Takeとbringをきっちり区別する
☆ takeとbringは話者と聞き手の位置関係がポイント。
takeは持っていく
bringは持ってくる
が原則ですが、
今回は意外によく使われる例外のパターンを紹介します。
目次
takeで「持っていく」場合
話者も聞き手も焦点になっている場所にいない場合に使います。
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bringで「持っていく」場合
bringは、
話者か聞き手が焦点の場所にいる場合に使います。
「そちらへ持っていきます。」という場合は
▲ I’ll take it to you.
よりも
◎ I’ll bring it to you.
のほうが聞き手である相手を尊重している感じがするので頻繁に使われます。
実際の英会話でチェックしてみましょう。
サーセイが
「娘ミセラへの誕生日プレゼントに船を持って行ってくれない?」
とオベリンに頼みます。
オベリンが聞き手で、
オベリンの国はドーン(ミセラが人質として暮らしている国であもある)。
つまり、
「プレゼントをオベリンのいる国に持っていってくれないか?」
というニュアンスです。
この時点では、オベリンはドーンを離れてキングスランディングにいるので、
「take her a gift または、take a gift to herでもOKなのに、なぜ?」
とちょっと戸惑いますが、
ドーンはオベリンが普段いる場所、
またはしばらくしたら帰る場所であるため、
bring her a giftが使われています。
後で運ばせるとオベリンも言っています。
a giftとはなんと「大きな船」。
サーセイtoオベリン
Everywhere in the world, they hurt little girls.
「世界のいたるところで、人々(=they)は小さな少女を傷つけるものよ。
Would you bring her a gift for me ?
娘に私の代わりにプレゼントを持っていってくださらない?
I wasn’t there for her name day.
彼女の誕生日にドーンにいれなかったから。
I don’t know when I’ll see her again.
いつ彼女に会えるかわからないしね。」
ゲーム・オブ・スローンズ4章5話より参照
エンドフォーカス/End focus
最後にa giftがくるか、
herがくるかはend focusと呼ばれで、
最後に来る語がより強調される。
theyは「(嫌な)人々」
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Giftではなくitが使われる場合の語順は
○I’ll bring it to you.
☓I’ll bring you it.
○I’ll bring you that.
Comeとgoの関係は、bringとtakeの関係
comeは話者、または相手のいるところへ向かう時に使います。
bringと一緒で、
聞いている相手に重き(リスペクト)を置くニュアンスです。
「そちらへ伺います。」や
「そっちへ向かってます。」
という場合にI’m coming.と言いますよね。
goはそれ以外のところへ向かう時に使います。
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