Inで体の部位を表現する
「〜の体の部位、部分」をイメージしないと、以下の文は日本人にとってinまでわからなくなります。体の中のPartだと考えるのが、英語の発想が大切なのです。
例えは悪いですが、お肉屋さんの牛や豚や鳥の絵の中に書かれている、お肉の部位をイメージすれば、比較的わかりやすくなります。
解剖学は西洋で発達して日本に江戸後期に入ってきました。それ以前は日本で独自に進化をとげた漢方医学が医療を独占していました。漢方医学は、様々な部位がつながりをもって、お互いに影響し合うという考え方なので気とかいう解剖学とは、真逆のイメージですよね。
- She hit him in the face.「彼女は、彼の顔を叩いた。」
- She kicked me in the leg.「彼女は、彼の足を蹴った」
- She shot him in the arm.「彼女は、彼の腕を打った。」
- She stabbed him in the back.「彼女は、彼の背中を刺した。」日本語なら「背中から刺した。というのが普通ですよね。
注意点
体の中の一部なのでTheがinの後ろに必要になります。
上記のように、日本語なら「〜を」という場合に、Inが英語では使われます。日英の発想のズレが大きいため、リスニングやリーディングでパッ理解できずに、点を落とすポイントになります。
Shot in the arm
Shot in the armの意味は、元気をくれるもの、カンフル剤という意味のイディオムです。
腕に打つショット(注射)が直訳です。日本語なら「〜に」となりますが、英語ではInが使われます。ここでも日英の発想のズレがあります。
Byで体の部位を表現する
腕を掴むという場合は、byを英語では使うのも日本人が弱いポイントです。
- She took me by the shoulders.「彼女は私の両肩をつかんだ。」
- I took her by the hand.「私は彼女の手を掴んだ。」
- seize A by the armで、「Aの腕をギュッとつかむ」でもOKです。
日英の発想が違うと、文の構造も変わってきます。
とりあえずつかんだことを先に言ってしまう。
それから、詳細の場所を伝えるという語順です。
関係代名詞と同じ語順と考えれば、わかりやすくなります。
「〜のそばをつかむ」、「〜によってつかむ」といったbyのイメージで覚えてしまうことができるので、inよりは、比較的わかりやすいと思います。
Byによって体の部位を表現する場合も
Inと同じで直後にTheをつけるのが原則です。
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