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Letに関する句動詞のいろいろ
ちょっと前なら
Frozen「アナと雪の女王」の
レット・イット・ゴー/Let it go、
一昔前ならビートルズの
レット・イット・ビー/Let it beと、
日本でもLetがつく英語を聞くことは意外に多いかもしれません。
Let’s goは、例外としても、
簡単なようで
なかなかイメージやニュアンスがつかみにくい英語が
Letではないでしょうか。
Let’s say,
という枕詞も、
「まあ言ってみれば」なのか「こう言ってみよう」なのか
日本人にはいまいちピンとこない表現が多いのです。
なにかアイディアを言う前に使うだけですが、
こういった言葉は、日本語を話す時にはあまり使いませんよね。
目次
Let onの英会話における使い方
let onは、
「〜のふりをする」という意味もありますが、
もう一つの意味で
「情報をあらわにする」
つまり
「情報を表・外に出す」
という日本語的でない使い方をします。
上記のLet it goと同じ系統でもあります。
直訳すると
「それを自由にさせる。」という意味ですが、
その能力を解き放つという意味です。
両方とも開放のイメージがあります。
let onも、
何かをスイッチオンにさせるというイメージ
で捉えてもらえばOKです。
英単語一言で言うと
reveal/りヴィールです。
let onの「ふりをする」の場合は、that節を伴いSVがくっついてきます。
例)
She let on (that) she didn’t know that.
「彼女はそれを知らないふりをした。」
それでは、
「情報を外に出す」というlet onが、
実際の英会話でどのように使われるか勉強しましょう。
「見た目より〜」という表現を英語でしたい場合にも
let onはおすすめです。
Tyrion to Jon Snow
She’s much smarter than she lets on.
「彼女は外に見せているよりも、ずっとカシコイ。」
ゲーム・オブ・スローンズ7章3話参照
=「彼女は見かけよりずっと賢い。」
Jon Snow to Tyrion
She’s starting to let on.
「彼女(サンサ)は、その賢さを表に出し始めているよ。」
ゲーム・オブ・スローンズ7章3話参照
=「彼女のその賢さが目につくようになってきた。」
やはり、
Letは日本人の言語感覚にマッチしないかもしれません。
let onだけでなく、
その反対に見えるlet offなど、
日本人が弱いletの句動詞などを一気に使えるように勉強しましょう。
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let off
let offは、let off steam「エネルギーや感情を発散させる」というようなフレーズでよく耳にします。offというのは、スイッチをoffにするという意味だけでなく、どこかから離れるイメージで「開放感」を表現するのに便利な前置詞です。よって同じく開放感を表現するLetと相性がいいのです。
let 人 off
人を解放する
あまり罰せずに解放する
例)
The police let her off with a warning.
「彼女は、警察から警告のみで開放された。」
let モノ off
let モノ offは、銃や爆弾、花火など「を発射したり、爆発させる」という意味があります。
例)
The police let the gun off at the bear.
「警察はその銃をそのクマに発泡した。」
let go of me
私を放して
ofは、offから派生しているということを意識して下さい。
すると、
「私から離れてどこか行って」という直訳になります。
英文和訳において、
日本語らしい日本語にすると丸暗記に頼らざるを得なくなります。
よって
ofのついて他の数多くの英会話表現も
一個一個覚えなくてはならなくなります。
ofは、offから派生した前置詞という知識をベースに持つと
- rob A of B
- deprive A of B
といった
日本人が理解しづらい句動詞を効率良く覚えることができるようになります。
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let up
let upは、
雨などが止むという意味で使います。
例)
The rain let up.
「雨はやんだ」
(let-let-let)
英語では
UpをGive upやHang upで
「止める」という意味を表すように、
動かない状態(停止)を表現するのに使うことがあるので
注意が必要です。
昔は電話を切る時は
柱に設置されえいた電話に受話器をかけて通話を終えていたので、
例)
You should hang up the phone now.
「今はその電話を切るべきだ。」
また
hang up one’s bootsが、
スポーツ選手らが引退する時いに靴を脱ぐイメージから
「引退する」という意味をあらわします。
いろいろ応用されるので、ボクサーの場合は、
When did Mike Tyson hang up his gloves?
「いつマイク・タイソンはボクシングを辞めたの?」
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let 人 down
人を落胆させる
disappoint 人というカタチで
「人をがっかりさせる」のほうが
多くの人にとっては、わかりやすく使いやすい人が多いのではないでしょうか?
ゲーム・オブ・スローンズだとfail Aというカタチで
「Aをがっかりさせる」という意味で頻繁にでてきます。
disappoint Aと同じです。
let me put it this way
Putは発言するという意味があります。
発言をポンと置く感覚で捉えているようです。
「このように言ったらどうだろうか?」
「こう言わせてくれ」などいろいろ訳せますが、
「言い換えれば」が日本語として一番しっくりきます。
しかし、あまり日本人の発想にフィットしないので、
上記のLet’s say,
とともに覚えにくく、使いにくい英会話フレーズです。
let it all hang out
身体にぶら下がっているものをさらけ出そう
⇒「今日はブレイコウだ!」
この英会話フレーズは、
素っ裸の姿がイメージされる下品な言い回し
とされているので使用する際は要注意です。
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